血液検査の気なる点を解決!

血液は、生体内で細胞が生きてゆく上で必要不可欠な媒質であり、性状や分量などは恒常性が保たれるように働きます。血液に含まれる血球成分や血漿成分などの量は、身体の状況が現れるため、血液検査は病気の早期発見や治療状況の確認のために実施されます。
本記事では、健康診断の料金、検査結果について、血液検査の概要、健康度の調べ方などご紹介しています。

2018年06月22日 更新


料金

各医療機関によって異なり、およそ2,000円ほどから受けられます。
ウェルシア薬局では店頭でヘモグロビンA1c(血糖値)測定、あるいは脂質(トリグリセリライト、善玉・悪玉コレステロール)測定ができる簡単な検査を500円で行っています。検査は10分ほど終わり、その日のうちに結果を聞くことができます。

血液によって様々な身体の異常を調べることができる血液検査ですが、前日に食事を抜いたりすると正しい検査ができません。普段通りで受けて、いまの身体の状態をチェックしましょう。

血液検査の概要

血液を採取して検査することにより体の様々な以上を調べることができます。

血液検査により調べることができるのは主に貧血、肝臓や腎臓の異常、糖尿病、高脂血症などです。近年では心不全の早期発見に繋がるBNP検査が注目されています。

血球系検査

赤血球、ヘモグロビン、ヘマトクリット、MCV・MCH・MCHC、白血球。
赤血球の数が少なすぎれば貧血、多すぎれば多血症が疑われます。ヘモグロビンが減少している場合は鉄欠乏性貧血が考えられます。
白血球は細菌から身体を守る働きをしています。数値が高い場合には細菌感染症にかかっているか、炎症、腫瘍の存在が疑われます。数値が低い場合はウィルス感染症、薬物アレルギー、再生不良性貧血などが疑われます。

肝臓系検査

総タンパク、アルブミン、AST(GOT)とALT(GPT)、γ-GTP。
血液中の総たんぱく質の量がわかります。数値が高い場合は多発性骨髄腫、慢性炎症、脱水など、低い場合は栄養障害、ネフローゼ症候群、がんなどが疑われます。

腎臓系検査

クレアチニン。
アミノ酸の一種であるクレアチンが代謝されたあとの老廃物で、筋肉量が多いほどその量も多くなります。腎臓でろ過されて尿中に排泄されます。数値が高いと、腎臓の機能が低下していることを意味します。

BNPとは?

BNPとは心臓を守るために心臓から分泌されるホルモンである脳性ナトリウム利尿ペプチド(brain natriuretic peptide)の略です。心臓の機能が低下して心臓の負担が大きいほど多く分泌されるため、数値が高くなります。正常な値は健常者のBNPの基準値は18pg/mL以下とされていますが、個人差があるためあくまで目安であり、40pg/mL以下であればただちに治療が必要となる心不全の可能性は低いと判断されます。
一般的な血液検査と同じ方法で心臓への負担を大まかに知ることができます。基礎疾患の診断は、別の血液検査、心電図検査、レントゲン検査、心臓超音波検査、心臓カテーテル検査、運動負担検査や核医学検査などを行い総合的な判断が必要です。

腎臓の健康度の調べ方

慢性腎臓病の指標となるeGFRの測定は血清クレアチニン値と年齢と性別から計算することができます。これは腎臓にどのくらい尿に排泄され、どのくらい血液の中に残っているかを測定して、濾過機能を調べるものでこの値が低いほど腎臓の働きが悪いということになります。
計算式は、eGFR=194×Cr-1.094×年齢(歳)-0.287(女性は×0.739)

脂質系検査

総コレステロール、HDLコレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪。
コレステロールはホルモンや細胞膜を作るために必要なものですが、増えすぎると動脈硬化を進め、心筋梗塞などにつながります。数値が高いと、動脈硬化、脂質代謝異常、甲状腺機能低下症、家族性高脂血症などが疑われます。低い場合は、栄養吸収障害、低βリポたんぱく血症、肝硬変などの可能性が疑われます。

糖代謝系検査

血糖値など。エネルギー源として全身に利用されますが、数値が高い場合には糖尿病、膵臓癌、ホルモン異常の可能性が疑われます。